5歳にして、十勝の主稜に立つ

秋が深まってきました。
少し仕事に余裕が出たこの時期に行く事にしている家族登山。

昨年は、3女のMが初めて一人で歩いて山へ行く、ということで、
少し易しめのルートを選びました。
そして今年は、Mの本格的な登山デビューにしようと、
我らが十勝岳連峰へ出向くことにしました。
中でも、比較的アプローチが容易な山。
となれば、目指すは「上ホロカメットク山」。

この、一見どこで切って良いか分からない名前の山は
通称「カミホロ」と呼ばれ、
十勝岳連峰の主稜に位置し、美瑛側から見れば岩が露出した武骨な山。
標高1200mを越える十勝岳温泉まで車で行けば、
十勝岳連峰の山々の中でも比較的登り易い山なのです。

若かりし頃は、それはそれは頻繁にこの山に通っていた我々ですが、
ここ最近は全然行った記憶がない・・・。
前回行ったのはいつだっけ・・・、という感じ。
昔の思い出に懐かしみつつ、
家族でこの山に登るという新鮮な感じも入り混じって何だか複雑。

心配なのはMがちゃんと登り切れるか、ということ。
地図を広げて子供達にルート説明をすると、
途中に出てくる「化物(ばけもの)岩」やら「八つ手岩」に過敏に反応。
3人揃って「怖い~」と言っています。

親の心配を余所に、3女のMは今回の「おやまのぼり」を楽しみにしていました。

朝8時前に十勝岳温泉を出発。
天気を選んできたハズなのに、生憎、山の上部は濃いガスに包まれ展望不良。
時折、山に吹き上がる風が一瞬視界を広げ、
ガスの中から「化け物」や「八つ手」が恐ろしげに立っているのが見えます。

(中央が目指すカミホロ。その右八つ手岩、右端化物岩)
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登り出すと、渋々感たっぷりの長女・次女と違って、
3女のMはペースが速い速い・・・。
3女には「あんまり急いじゃダメだよ」となだめつつ、
長女には「シャキっとしな!」とお尻を叩きつつ進みます。

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連休中の比較的天気が良い日、ともあって、登山道は多くの人で賑わっていました。
なかにはうちと同じように子供連れの姿も。

歩き始めて1時間。
Zと呼ばれるポイントを過ぎとみんなのペースも上がってきました。
ガスが立ち込め、風が吹きあげてくる天候は変わらず。
早々に下山してくる人達が皆「上部はかなり風が強いよ~」と心配してくれます。

十勝の山は北海道でも天候が厳しい山。
その主稜付近は常に強い風が吹きつけています。
今回選んだこのルートも、最後の急斜付近は風が集まり強風で有名な所なのです。
そういえば、過去何度か行ったときも風が弱い時なんてありませんでした。

斜度も急になりD尾根と呼ばれる尾根に出る頃には風も少し強くなってきました。
しかもガスが濃く視界もあまりありません。
それでも、時折、ガスが風に飛ばされ、
八つ手岩やカミホロの頂上などが見えると親2人は大興奮。
子供達は初めて目にする荒々しい山様に圧倒された様子。

冷たい風に晒され、上りにも関わらず寒い寒い・・・。
長袖に雨具まで着て、帽子もキャップから冬用のフリース帽子に変更。
寒いことを想定して色々持って来て良かったね。
やはり下界とは全然気温が違う。さすがは十勝の山です。

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D尾根が主稜に交わる所にある「上富良野岳」。
ここの最後の登りまで来ると、風は益々強くなってきました。
大人なら「強く吹き付けられる」風ですが、3女のMなら「ひとりだと飛ばされそうな」風。
手をつないで何とか登ります。
お姉ちゃん2人は必死で風に耐えながらひとりで登ってます。

そして何とか「上富良野岳」へ。
何とか家族5人で十勝岳連峰の主稜に辿りつきました!
3女のMは5歳にし十勝の主稜に立ちました!
視界も悪く風も強いので、あまり感慨に耽っている場合じゃないけど、とても嬉しい!

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さあ、目指すは隣にそびえている(ハズ)のカミホロへ!
って意気込んでいるのは親だけで、
子供達はとりあえずここに来ただけで、もうヘトヘトの様子。
そりゃそうだわね。

目指すカミホロはガスの中。
しかも、崖下から吹き上げてくる風は強く、先に行った人達も途中で躊躇している様子。
子供達はもう帰りたいと訴えているし、これは子供達を連れていくのは危なそう。

ということで、カミホロはまたの機会に取っておくとしてここで引き返すことにしました。
まあ、今回は十勝の主稜に立ったことで良しとしよう!

少し下った風が弱い場所でひと休み。
お昼ご飯のおにぎりをみんなでつまみました。

D尾根を下ってくると少しガスも晴れてきて、
主稜上の三峰山や富良野岳の方も少し見えてきました。

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前に登ったことのある三段山なども見え、
子供達もどんな位置関係か分かった様子でした。

(姿を見せた富良野岳)
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途中で楽しみにしていたカップラーメンを食べたり、
下界より一足早く色付いた紅葉を楽しんだり、
家族揃っての良い思い出がまたひとつできました。

下りは疲れるかな~、と思っていた子供達ですが、
泥道やガレ場にも大して疲れる様子もなく、
3女のMなんかは先頭に立って下るくらい元気に無事下りる事が出来ました。
3人とも着実に鍛えられているようですな。

下山して温泉に入っていると、
山のガスもほとんど飛び雄大な十勝の山々が綺麗に見えました。

さて、来年はどこに登ろうかね~。

(無事下山、なぜか一番元気な3女)
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この記事へのコメント

ごん
2015年09月24日 14:51
すごい、凄すぎる!5歳って!しかも悪天のなか行動しちゃって。背中に背負われて登ったとか、途中まで歩いて登ったとか、そういう話をしていたのがつい先日のことのようですが、成長は早いですね。なーんつって。
なおぷ
2015年09月24日 15:10
2枚目の写真、我が姉だけどお母さんってかかっこいいお父さんみたいだね(笑)5枚目のAとIの疲れてる顔も笑える(^_-)M頑張ったね~ この前ね入笠山登ったんだけど眺め抜群だったよ!
Gぽん
2015年09月25日 08:06
ごんちゃん

子供達の体力もバカには出来ないよ~。あの小さな歩幅でよく登れるなぁって思うよ。そのうち親達が置いて行かれるんだろうね。
ごん達はあの岩を冬に登ってるんだよ~、って言うと子供達はノーコメントでした。意味不明だったんだろうね(笑)。
Gぽん
2015年09月25日 08:12
なおぷさん

確かにK子さんは格好良くて強いお母さんだねー。子供達は鍛えられると思うよ~。
Mは気分屋だから気持ちが乗ってると良いんだけどね~。でも体力は結構ありそうやわ。
入笠山って展望の良い山なんやね。今度言ってみたいなぁ。
ご近所さん
2015年09月27日 20:13
やりよるの!!
Gぽん
2015年09月28日 19:38
ご近所さん

Mはニコニコしてるくせに、案外根性があるんですよ~。頑固者で困りますけど・・・。