2本仕立て

大切に育てている苗。

そこに忍び寄る怪しい手・・・。
手にはハサミが!

そして、トマトの芯をチョキン・・・・。
芯が切られてしまいました・・・。

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ふふふ、これは今年拡大試験をしている2本仕立ての芯止め作業です。
本葉が3枚目になった時点で芯を止め、
1枚目、2枚目から出る脇芽を伸ばして2本に仕立てるのです。

昨年の結果から、伸ばす脇芽は本葉1枚目、2枚目のもので大丈夫だと分かりました。
予備に3枚目まで伸ばすと、その分生育が遅れることになるからです。

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トマトを2本に仕立てるメリットは色々あります。

その中でも期待する事の1つに「定植後初期の安定的な樹勢」があると思います。
茎を2本に分けて力を分散するので、
若苗を植えて馬力がつきすぎるトマトにとって、
それを少しでも軽減出来れば、
基肥を増やす(C率高い肥料の使用でC/N比UP)という攻めの肥培管理が出来るという訳です。

初期樹勢を安定的させることが出来れば、
結果、味よく、しかも綺麗なトマトが出来やすいということに繋がります。

また、苗を芯止めすることで一旦生育が停滞、
脇芽がまた一枚目の葉っぱからつき始めるので、
苗の素質を一から自分でコントロール出来るというメリットもあると思います。

トマトは苗の段階で3段花房かそれ以上までの性質が決まってしまうと聞きます。
2本仕立てにすることで、Ca、P、C優先の苗に育てる(慣れさせる)という事が、
より下段花房から出来るという訳です。

育苗期間が通常より長くなるのもメリットです。
美瑛のような寒冷地だと、育苗中の方が暖房面積が少なくて済みコスト的に助かります。

もちろん、苗が半分になるということで、
コスト的にも、また育苗・定植の労力的にも半減。
これらもとても嬉しいメリットです。


残念ながらデメリットも。

育苗期間が長くなることで収穫開始が遅れること。
病気等が出たときに2本の樹がダメになってしまうこと。
定植初期の樹勢を落とし過ぎてしまうこと。
などなど、心配事がいっぱいです。


しかし何事もやってみないと、うまく行く筈の事もそのチャンスを失ってしまいます。

今年の試験でどうなるか!?
またちょくちょく経過をお知らせ出来ればと思います。
興味のある方(マニア?)は是非個人的に聞いて下さいね~。

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